人はどうして人形を作るのか?・・・・。
そんな事私に分かるわけがないのである。

 紹介が遅れました。私はKenny Snakestoneといいます。気付いた時から絵を描いたり、粘土をこねたりするのが好きでした。
 私の父は立川米軍基地に勤務していて、幼い私によくアメリカのガムを買ってきてくれました。そのガムには144分の1ぐらいのスケールの飛行機のプラモデルが付いていました。今思えば同世代の他の子供より模型というものに早く接していたかもしれません。

 それからしばらくして母の故郷に遊びにいったおり、お祭りを見ました。
山形県の新庄祭りと呼ばれるそれは情景を張りぼてで作り、等身大の人形を並べた山車を皆で引っ張って町中を行進するというものです。題材はほとんど民話が多いですが各町内ごとで作られその創意工夫を競いあう文化的なお祭りです。 私はその時ひっぱるよりその情景を作りたいと思っていました。今思えばフィギュアを作るようになった原体験かもしれません。

 そうして小学校の3年の時でした。父が釣りの景品で当ったというプラモデルを私に持ってきてくれました。それが田宮のパンサーでした。しかし私は戦車よりもおまけで付いてる戦車兵の人形に惹かれていました。それ以来私はミニチュアづくりの虜となってしまいました。それからエアフィックスやヒストレックスというキットに出会い、今日ではメタルフィギュアや自作などを楽しんでおります。

 さてこのフィグアート モデリング ウェブジンですが、そうした私の趣味を紹介すると共に同好の趣味を持つ方々のひとときの憩いのメディアとなればよいと思い発行することにしました。

 最後にいろいろ影響を与えてくれた人々、フィギュアモデリングに勤しむ友人達、すばらしい作品で絶えず挑むべき目標を提示してくれる本場イギリス、欧米のモデラー達、そしてなにより私の趣味に理解を示してくれた両親に心から感謝します。

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